地球環境破壊が深刻化する現代、日本においても自然環境の悪化は、対策の進捗を上回るスピードで進行しています。開発による自然破壊、不法投棄や河川への有害物質の流出なども後を絶たず、大きなニュースとしても取り上げられています。しかし、それらにも増して重要なことは、個々の企業、個々人が排出の削減を心がけることにあります。
企業のレベルでは、利益の追求を否定することはできませんが、ほんのひとつの手間、ほんの一段階の工程を増やすことで、大きな効果を得ることができると考えています。
抗菌洗浄剤等を扱う私どもこそ、効果の追及のみに囚われず、お使いいただく施設からの排出物にも考慮し、責任を持つ必要があると言えます。
関西の水がめ、水資源として厳しく管理されている琵琶湖の傍らに本社を構えることで、エーエヌ・テックは徹底した環境への配慮と、こだわりによる専門性と、その先進技術を確立しています。関西を潤す偉大なる資源であるがゆえに、その汚染もまた、大きな被害をもたらすことを全身で感じながら製品の開発につとめています。これは、琵琶湖の畔で暮らすものの義務であり、使命であると考えています。洗浄力の強化と、排出物の安全性という相反するテーマを融合させたとき、その使命が果たされるのです。
弊社がこれらの点を充分に考慮し、透析機器用抗菌洗浄剤、及びカルシウム・スケール除去剤の改良と研究を重ねた一連の製品は、全国透析学会や地方の学会に於いて、度々発表され、又、特許取得によってもその製品の技術、効果が立証されているものであり、今後とも、継続してお使いいただけるものと確信しております。